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つばき油の文化史―暮らしに溶け込む椿の姿―

つばき油の文化史―暮らしに溶け込む椿の姿―

書名 : つばき油の文化史―暮らしに溶け込む椿の姿―
編著者 : 有岡利幸
価格 : 3,024 円
初版年月日 : 2014/12/24
ISBNコード : 9784639023401
シリーズ名 : 生活文化史選書
在庫状況 : 在庫あり
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A5判並製・カバー 272頁

内容紹介

愛でる一輪の、ひたむきに、人に寄り添う姿。
油、木材、木炭、そして灰に至るまで。
椿は、花を愛でる園芸植物であると同時に、人々の生活を支えてきた”生活樹木”でもあった。

著者紹介

有岡利幸(ありおか としゆき)
<著者略歴>
1937年、岡山県生まれ。77歳。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003~2009年、(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。1993年第47回毎日出版文化賞受賞。

<主要著書>
 ものと人間の文化史168 『椿』(2014年11月)同162『柳』(2013年5月)同157 『桃』(2012年1月)同153『檜』(2011年3月)同149『杉Ⅰ/Ⅱ』(2010年2月)法政大学出版局刊、『松と日本人』(1993年4月)人文書院刊など。

目次

まえがき

第一章 大陸の皇帝たちが欲しがった椿油
各種の木の実油と椿油
弥生時代遺跡出土の用途不明の割れた果実
奈良時代に椿油大陸に渡る
渤海国使節の帰国土産物に椿油
椿油は不老不死の妙薬
椿油が大陸を渡った時期
遣唐使が持参する土産物の椿油
椿油を貢納する国々
油類の納税基準
『令義解』と『令集解』の椿油
『出雲風土記』と当時の椿生育地
平安期の宮廷での油使用事情
平安期の椿油の使い方

第二章 椿油の採れる地方とその椿林
壱岐島の椿林
昭和六年山林局が椿林の全国調査
山林局照会へ府県回答
椿の主要産地の九州諸県
昭和初期の椿種実の生産量
戦後まもなく椿油注目される
天草の椿林
伊豆諸島の椿林
伊豆の利島の椿林
利島の椿造林
椿油採取目的の椿の造林
椿の種実の収穫量

第三章 椿の実が椿油になるまでの仕事
椿の実の収穫
新島の村山での椿実採り
利島での椿実採り
九州での椿実採り
畑地に植えた椿の結実量
採取した種子の乾燥と計量
椿の実には豊凶がある
椿の実もぎ取りのための低樹高仕立て
搾油準備の粉砕と加熱
古代の採油は鍋で煮出したか
道具で油を搾る方法の始まり
しめ木法で椿油を搾る
テコやクサビを使っての搾油法
クサビを利用した縦木搾法
搾った油の濾過
油が搾られる率と搾り粕

第四章 椿油はどれ位採れ、何に使われるか
椿油の性質
椿油の特性とオレイン酸
植物油の分類と椿油
明治後期の椿油の生産府県と生産量
昭和初期の椿油の産油量
近年の椿油の生産量
伊豆大島での椿油の生産
伊豆諸島の利島での椿油の生産量
利島の椿油「島椿」ブランド化
椿油で小中学校を建設した利島
江戸初期の椿油の利用法
昭和初期の椿油の利用法
椿油を化粧品に使えない理由
椿油の錆止めと薬用
家を洗って椿油を塗る

第五章 明かりと髪と天ぷらと椿油
灯油としての椿油
灯火の下で草紙を読む貴族
髪油の特性と椿油
頭髪用とされる椿油
伽羅油と鬢付け油
伽羅油が三種に分化
昭和初期における髪油の分析
流動パラフィンと椿油
髪につける椿油の文章と句歌
最近の椿油による髪・肌の手入れ
中世の油料理と椿油
江戸時代の油を使う調理法
江戸庶民三味の一つ天ぷら
「天麩羅」の漢字表記は京伝から
椿油の揚げ物料理
椿油をつかう五島手延べうどん
伊豆利島での食用椿油の開発
熱海市での天ぷら専用椿油の開発

第六章 椿の林と木の文化
海岸にある椿林のはたらき
宮古島での椿の防風林造成
諫早湾干拓地の防風林造成
五島列島の椿の防風林
足摺岬の椿の防風林
伊豆諸島の椿の防風林
千葉県大原町の椿の生垣
椿は生垣に適する樹
椿の木材は強靱で均一なので彫刻に
工芸用材とされる椿材
椿の薪は最上の燃料
大島の重要産品の椿炭
椿炭は漆器の研磨用に
椿炭は茶の湯にも使う
椿灰と草木染
椿灰と焼物や種麹作り

付録 椿油と椿樹利用の将来

あとがき

参考文献

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