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史料学遍歴

史料学遍歴

書名 : 史料学遍歴
編著者 : 東野治之
価格 : 2,860 円
初版年月日 : 2017/1/25
ISBNコード : 9784639024620
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

19cm/四六判並製・カバー/289頁

内容紹介

古典文献の広範な知識を背景に、厳格に史料を読み解く。
平易な文章で綴られる謎解きの先に、豊かな歴史世界が広がる。

著者紹介

東野治之(とうのはるゆき)
1946 年生まれ。大阪市立大学大学院修士課程修了。奈良国立文化財研究所文部技官、大阪大学教授など経て、1999 年より奈良大学文学部文化財学科教授(2017 年3 月定年退職予定)。東京大学博士(文学)、日本学士院会員。おもな著書に『正倉院文書と木簡の研究』『日本古代木簡の研究』『長屋王家木簡の研究』(以上、塙書房)、『遣唐使と正倉院』『書の古代史』『日本古代金石文の研究』『日本古代史料学』『史料学探訪』(以上、岩波書店)、『木簡が語る日本の古代』『正倉院』『遣唐使』『鑑真』(以上、岩波新書)、『上宮聖徳法王帝説』(校注、岩波文庫)、『遣唐使船』『貨幣の日本史』(以上、朝日選書)などがある。

目次

第一章 金石文と木簡
法隆寺金堂薬師像の光背銘と天寿国繡帳の銘文― その史料的性格をめぐって―/長谷寺法華説相図銅板銘と則天皇帝の尊号/多胡碑再考― 模造碑並びに書風をめぐって―/陽剣・陰剣の象嵌銘とその書風/飛鳥時代木簡と上代語
第二章 寺院と仏教
法隆寺と聖徳太子/文献史料から見た中宮寺/夏身寺の創建と『薬師寺縁起』/称徳天皇による法王・法臣の任命と鑑真の請来仏典
第三章 日本と東アジア
白鳳時代論/ありねよし 対馬の渡り― 古代の対外交流における五島列島―/井真成の墓誌を読む/飛鳥奈良朝の祥瑞災異思想
第四章 古典籍と歴史
古代人が読んだ漢籍/日本古代の『春秋』受容/『文選集注』所引の『文選鈔』/平安時代の日常会話の復原/日記にみる藤原頼長の男色関係―王朝貴族のウィタ・セクスアリス―/明治初年の国立銀行紙幣をめぐる菊池容斎と石井鼎湖―『前賢故実』を手がかりとして―

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