塗師、蒔絵師、そしてそれを支える木地師たち、漆の仕事は分業である。
それらが相互に関連をもちながら、漆工芸という文化を育ててきた。
どのひとつを欠いても世界に誇る日本の漆工芸は生まれなかった。
本書は、その周辺をさぐり、職人の生活や道具などにもスポットをあて、エッセイ風にまとめたものである。
1 木の文化
2 色と日本人
3 道具と技
4 漆器と塗り
5 彫りと装飾
6 蒔絵と意匠
7 漆工芸のあゆみ
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