鎌倉・室町期の東アジア世界との交渉を通じて、禅宗や神道における老荘思想の受容が促されたのを始め、江戸時代には道教に関心を持つ思想家たちも現れ、民衆層主体の多様な道教的文化が結実するに至った。
本書では、中世・近世思想史における道教の位相と、民間の道教的な信仰の様態を多角的に捉える。
第1部 中世の宗教と道教(中世禅林における老荘への関心と神仙思想;伊勢神道の形成と道家思想―神観を中心として ほか)
第2部 近世思想の形成と道教(藤樹学に於ける道教の受容とその意義;荻生徂徠の「老子」観 ほか)
第3部 民間の信仰と実践者(那覇久米村の天妃廟;大江文坡の生涯と思想 ほか)
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