国立劇場30年の軌跡を振り返り,演劇界の発展に果した役割を検証,現状の問題点を指摘,提言を行なう。 目次 対談国立劇場の30年 国立劇場歌舞伎の30年 文楽公演の現状と提言 国立劇場の夜明けの唄 国立劇場の養成事業 国立劇場民俗芸能公演30年の意義【ほか】
名人の衰亡―『観照』の批評を通して;特集・国立劇場の三十年;研究(古浄瑠璃『しのだづま』と信太―三段目の背景;上方における「加賀見山」物の女性達 ―尾上・岩藤・お初の形象をめぐって;黙阿弥作品における「切られ与三の世界」);聞き書(勘亭流・保坂光亭聞き書);提言(「文楽人形師・大江巳之助を 人間国宝に!!一万人署名」の意味するところ―重要無形文化財の指定・認定基準等について考える);資料紹介(明治の古写真);批評(歌舞伎時評 歌舞伎 の現在;熊谷と新三―二月歌舞伎座、新橋演舞場、春秋会;三月の歌舞伎座について ほか);ブック・レヴュー;翻刻(市川箱登羅日記(十四)明治三十七年 九月~十二月);覆刻(六二連「俳優評判記」(十六))