本書は、筑波大学で日本古代史を専攻した編者の受業生が、編者の古稀の芳寿を記念して上梓するのもである。
井上辰雄を編者とする論文集としては、本書が三冊目となる。
今回は敢えてテーマを、書名のように古代東国と『常陸国風土記』に関するものに絞ることにした。
第一部では蘇我氏の東国支配や国司の動向の局面から政治・社会状況を考察。第二部では常陸国風土記と藤原宇合の関係等から宗教文化の展開をたどる。
1 古代東国の政治と社会(蘇我の宗家と東国―房総地域の宗我部と屯倉経営;ヤマトタケルの東国遠征と古代の旅;「国衙工房」についての再検討―茨城県鹿の子C遺跡をてがかりに;親王任国設置の背景 ほか)
2 常陸国風土記と宗教文化の展開(神郡・神郡司に関する基礎的考察―鹿島の場合に注目しつつ;神仙の幽り居める境―常世国としての常陸と藤原宇合;大洗・酒列磯前薬師菩薩名神社の成立;『延喜式』における鹿島・香取祭 ほか)
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