インターネット=地球規模のコンピュータネットワークによって、蓄積系メディアからネットワーク系メディアへと変化が進行中である。
本書は、学術情報のヴィヴィットな実態と、学術情報‐図書館のスリリングな関係とを論じることで、情報と知識をめぐる社会システムの読み直しを試みた。
1 学術情報の地平(学術情報とは何か;学術情報の特徴 ほか)
2 学術情報を担う情報メディア(情報メディアの多様化と学術情報;印刷メディアの種類と特性 ほか)
3 学術情報の流通システム(研究者コミュニティ;学術情報の環流モデル ほか)
4 学術情報の組織化(書誌コントロールの世代論;第1世代の書誌コントロール ほか)
5 学術情報の電子化と図書館の変容(学術情報流通における図書館;印刷メディアの行き詰まりと電子出版 ほか)