集団的組織的努力によって継承され、中国の宗教文化の中に独自な位置を占めてきた道教儀礼の根幹に多方面から迫る。
丸山宏 [マルヤマヒロシ] 生年1995年。現職東北大学東北アジア研究センター助教授。専攻分野中国道教史。著作・論文に「民間信仰の形成」(『岩波講座世界歴史9 中華の分裂と再生三?一三世紀』岩波書店、1999年)、「道教儀礼の言語と民俗」(『死後の世界?インド・中国・日本の冥界信仰』東洋書林、2000年) 浅野春二 [アサノハルジ] 生年1960年。現職:国学院短期大学国文学科助教授。専攻:分野道教儀礼
1 道教の教団・組織(道教教団の形成―五斗米道と太平道;国家と道教教団―一三世紀モンゴル政権による弾圧と優遇の構図;道士と道観)
2 道教の儀礼(儀礼の理論;儀礼の空間;儀礼と供物;儀礼と言葉;儀礼と音楽)
3 道教儀礼の諸相