日清戦争は東アジアを大きく揺さぶり、日本人に「日本人意識」を芽生えさせた。
各地に残る史料・日誌・墓碑などを丹念に辿り、日清戦争で日本に何が起きていたのかを詳細に解明する刮目の書。
檜山幸夫 [ヒヤマユキオ] 1949年生まれ。現在、中京大学法学部教授
第1章 日清戦争総論(日清戦争の歴史的位置;日本人と戦争 ほか)
第2章 日清戦争と民衆(在野の軍事支援体制の形成;民衆の戦争支援活動 ほか)
第3章 日清戦時下の地方と兵士(日清戦争下の宮城県―宮城県・福島県の新聞の戦争報道と掲載された兵士の手紙を史料として;兵士の日清戦争体験―東京府多摩地域を事例に ほか)