卑弥呼の時代から古墳出現期にかけて、関東はどのようにして日本社会と対峙しあるいは融合して、列島社会の一員として成長していったか、土器研究を通じ、その変革過程を導き出す。
比田井克仁 [ヒダイカツヒト] 1957年東京都杉並区に生まれる。1980年早稲田大学文学部卒業。1980年東京都埋蔵文化財センター調査研究員。1996年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士課程修了(文学修士)。現在、中野区立歴史民俗資料館主任学芸員。実践女子大学文学部非常勤講師。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程在籍中
序章 古墳出現期地域史研究の視点
第1章 対象となる年代観の検討
第2章 古墳出現前夜における関東地方の様相
第3章 変革の契機と史的展開
第4章 祭祀の変革
第5章 関東在地の内的対応
第6章 定型化古墳出現前における首長の成長と系譜関係
終章 関東における古墳出現期の変革過程
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