小馬徹 [コンマトオル] 1948年生。専攻は文化人類学・社会人類学(1979年以来、ケニアでキプシギス人を中心にカレンジン群の長期参与観察調査を実施、現在も継続中)。現職は神奈川大学(外国語学部)教授
総説 カネの論理とさまざまな人生の形
1 カネとの出合い(分かちあう世界―アフリカ熱帯森林の狩猟採集民アカの分配;おカネはミルク、おカネは水―牧畜民サンブルのレトリック ほか)
2 はざまを生きる(貰う論理、与える論理―インドの芸能集団とパトロン;人間とカネ―コイン一枚からの出会い ほか)
3 市場経済のただ中で(走りそびれたランナーたち―牛牧民キプシギスの一世紀;野宿者の貧困と集団形成―新宿駅周辺部を事例として ほか)