宋代に発達した茶の生産。
中国史上において茶はどのような意味をもつのか。
何故に栄西らが持ち帰った茶が日本に根づき飲茶の風が育ったのだろうか。
初めて「茶の湯」という日本の伝統文化の原点に本格的に迫った大著。
石田雅彦 [イシダマサヒコ] 1943年満州に生まれる。明治大学文学部日本史学科卒業。法政大学大学院修士課程日本史学専攻修了。現在、裏千家今日庵東京出張所勤務
第1章 中国「茶」史
第2章 宋代茶の産地とその種類
第3章 宋代茶の流通
第4章 北苑茶焙
第5章 入宋僧侶と茶の係わり
第6章 日本に於ける喫茶の萌芽とその普及