新進気鋭の中国新石器時代研究者王小慶氏が7年の歳月をかけて仰韶文化の土器研究をはじめ、多彩な物質文化、集落と墓域構造、社会組織の発展過程を、膨大な新資料を駆使して総合的かつ緻密に検討し、様々な新知見を提示する。
日本先史社会研究に多くの示唆を与え、日中両国の21世紀における考古学研究の懸け橋となろう。
序章 中国における土器の登場と新石器時代文化の展開
第1章 仰韶文化研究史
第2章 仰韶文化集落構成が発生した文化基盤―中国新石器時代の集落構成の研究
第3章 仰韶文化集落構成の研究
第4章 仰韶文化の埋葬制度の研究
第5章 仰韶文化の地域性と時期性
終章 総括