戦後、著者の研究生活の中で最も影響を受けた人々。
さらに力を注いできた近代思想史の課題を家苞として、お届けする。
1 風俗史学への提言(丸山教開祖伊藤六郎兵衛と世直し―その救済観を中心として;山国飛騨と近現代 ほか)
2 近代と江戸文化論(遊び・遊芸・いろざとの風俗と芸能―西山の行動文化史学の断面;「江戸」と「江戸へ行く」―地域概念の検討)
3 学問と宗教・道徳(宗教批判と宗教問題提示の書―伊東多三郎著『近世史の研究』第一冊信仰と思想の統制;伊東多三郎の学問史研究―実証主義史学者の気節を中心として)
4 空白の履歴(空白の履歴―時代にとり残された人々;農民の知恵を知ろう『増田実日記』1をよむ―青年時代より壮年まで)
5 豪農古橋家研究を継続して(稲武地域の社会文化活動)