中央ユーラシアの草原地帯に分布する石人はいつ、誰が、何のために立てたのか?
豊富な現地調査と研究成果をもとに、遊牧民の石像文化と文化交流の実態を解き明かす。
林俊雄 [ハヤシトシオ] 1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。創価大学文学部教授
第1部 テュルクの石人(石人とはなにか?;石人の細部表現―髪型、帽子、衣服の襟、容器、手指、火打ち金など;石人に伴う石囲いと石列 ほか)
第2部 古代ユーラシアの石像いろいろ(ヨーロッパと西アジアの石像;スキタイとサルマタイの石像;中央アジア、シベリア、モンゴルの石像(テュルクの石人をのぞく) ほか)
第3部 テュルク時代以降の石人(ポロヴェツの石人;モンゴル東南部の石人;イスラーム期以降の「石人」)