「100年後の服飾史研究家は、今の時代をどのように記述するのであろうか?
」「目的達成のために突き進む強力なるエネルギーと憤りをもった才能あるデザイナーを育む仕組みはできないものだろうか」といった現在の日本の市場への苦言を込めて、シャネル、ポワレ等の経済的行為を掘り起こし、克明に分析を試みる。
※本書籍には新版がございます。
ファッション・ブランドの起源 - ポワレとシャネルとマーケティング -【第二版】
塚田朋子 [ツカダトモコ] 昭和30(1955)年、栃木県栃木市生まれ。慶應義塾大学(最終学歴大学院商学研究科博士課程)卒業。現在東洋大学経営学部マーケティング学科教授
第1部 「ファッションの」黄金時代(ウォルトとビジネスモデルとしてのオートクチュール;ベル・エポックの女性とポール・ポワレ;オートクチュール以前の歴史のあらまし;ココ・シャネル、新時代の女性経営者)
第2部 黄金時代終焉の序曲(ポール・ポワレの敗北、「CHANEL」の成長;20世紀初頭のマーケティング研究者達;ファッション・マーケティングの嚆矢ナイストロムの功罪;紳士用既製服に関する若干の考察)
「ファッションの」マーケティング