8,246p / 21cm / A5判
並製・カバー
元禄年間の成立以来、幕末まで170年間にわたって書き継がれてきた近世史料の宝庫・守山藩陣屋日記。
ここには江戸期における地方支配の実像と、等身大の人々の暮らしがある。
文化文政期を中心に、解読に取り組んできた成果を今ここに問う。
成松佐恵子 [ナリマツサエコ] 1939年東京生まれ。1962年東京女子大学文理学部史学科卒(日本近世史専攻)。1977?91年慶應義塾大学速水融研究室に勤務、古文書の整理・解読担当。1992?現在、NHK学園講師、中野サンプラザ文化教室講師
第1章 守山藩と御用留(守山藩の概観;守山藩御用留)
第2章 藩政および他領との出入(守山陣屋の支配と政策;村役人の務め ほか)
第3章 人々と暮らしの諸相(化政期の天気を追う;御用留にみる他出願と縁組 ほか)
第4章 寺社の権限と駈入りの慣習(領内寺社の概要;駈入りの慣習)