日本海側と太平洋側の旧石器文化の違いは何を語るのか?
瀬戸内系石器群・立野ヶ原石器群・刃部磨製斧形石器等に焦点を当て、その系統論・型式論・技術論からの検討を通して、環日本海旧石器研究の到達点を示すとともに、『日本海文化』論に一石を投じる。
麻柄一志 [マガラヒトシ] 1955年富山市生まれ。1979年3月、同志社大学文学部文化学科卒業。富山県魚津市教育委員会、魚津歴史民俗博物館、魚津埋没林博物館の学芸員を経て、2004年4月より魚津市立図書館長、市史編纂準備室長
第1章 序論―北陸旧石器研究の現状と課題
第2章 石材と石器群
第3章 後期旧石器時代前葉の石器群
第4章 日本海沿岸地域の瀬戸内系石器群
第5章 後期旧石器時代および縄文時代草創期の斧形石器
第4章 後期旧石器時代の日本列島と東アジア
