古墳は弥生の祭式が否定されたとき造られ始めた。
そして400年ののち、古墳は国家的な祭祀の場ではなくなり、精神的支柱は仏教思想に置き換えられたのである。
古墳時代の集落、祭祀、墳丘、被葬者を説く入門書。
石野博信 [イシノヒロノブ] 1933年宮城県生まれ。1960年関西大学大学院修了。奈良県立橿原考古学研究所副所長・同附属博物館長を経て、徳島文理大学教授。香芝市二上山博物館館長。文学博士
序章 弥生から古墳へ
第1章 古墳時代を語る
第2章 豪族居館と祭祀
第3章 古墳は語る
第4章 古墳を造る
第5章 古墳の被葬者