戦国武将は能をどうとらえただろうか。
その心の表現とは何かを明らかにする。
戦国時代、朝倉氏、信長、秀吉などの城下で花開いた能は領主の個性や地域性も加わり、それぞれ独自の展開をなし、特色ある能風土が形成された。
激動の戦国歴史を辿る。
曽我孝司 [ソガタカシ] 昭和24年岐阜県に生まれる。昭和48年早稲田大学第一文学部社会学科卒業。同年、岐阜県立高校社会科教員となり、県立加納高等学校、岐阜県博物館、岐阜県図書館、県立岐阜高等学校を経て、現在県立東濃高校に勤務。芸能学会会員、東海能楽研究会会員
第1章 戦国城下の能
第2章 戦国武将と愛好曲
第3章 武家能の大衆化
第4章 戦国時代の面打ち
第5章 世襲面打ちの登場
第6章 豊臣秀吉と能