【和辻哲郎文化賞(第20回)】新橋花柳界の創設による劇場に身を置いた著者が、東京の芸者を対象として、昭和30年代以降にいたるまでの花柳界と芸者の変遷をたどり、日本の伝統芸能を支え続けた花柳界と芸者衆の心意気を明らかにする。
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MARUZEN&ジュンク堂書店
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序 都市の秘境と化した東京の花柳界
第1章 神々の振舞いを演じるという、記憶の系譜(古代~中世)
第2章 神婚秘儀の再生装置としての吉原(近世)
第3章 町芸者の確立(幕末から明治へ)
第4章 帝都の花(明治)
第5章 菩薩を凌駕する迦陵頻伽
第6章 名妓と不見転の分化(大正~昭和戦前)
第7章 フジヤマ・ゲイシャ(昭和二十年代)
第8章 東京の替り目―昭和三十年代以降の花柳界
結び 宴の祭司と巫女