弥生前期後半から中期中頃における戦闘の実態を明らかにし、土地開発およびそれに付随してひき起こされる争奪戦を通して首長層の発生の問題に迫る。
橋口達也 [ハシグチタツヤ] 1945年鹿児島県生まれ。1971年九州大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。九州大学医学部解剖学教室、福岡県文化課、九州歴史資料館副館長を経て、2005年4月より九州歴史資料館参事補佐
第1章 はじめに
第2章 殺傷人骨(犠牲者)、棺内出土の切先、鏃などの実例(地名表;実例の紹介 ほか)
第3章 武器からみた弥生時代の戦い(武器の出現;武器副葬の開始 ほか)
第4章 弥生時代の戦い(集落立地の変遷と土地開発;弥生時代の戦い ほか)
第5章 まとめ