全国3000点以上の土器を集成して、その分布、出土状況、編年、用途などを検討・考察した初めての本格的な注口土器の書。
資料編には北海道から九州まで、縄文時代草創期から晩期に至るまでの土器実測図を掲載。
鈴木克彦 [スズキカツヒコ] 1948年青森県に生まれる。1966年青森県立八戸高等学校卒業。1970年国学院大学文学部史学科卒業。1972年国学院大学大学院文学研究科(考古学専攻)修士課程修了。1975年国学院大学大学院文学研究科(考古学専攻)博士課程中退。青森県教育委員会社会教育課、文化課、青森県立郷土館を経て、現在、青森県埋蔵文化財調査センター総括主幹
注口土器の概要
注口土器の様式概念
注口土器の研究史
注口土器の研究課題
縄文時代草創期、早期の注口土器
縄文時代前期の片口・注口土器
縄文時代中期の注口土器
縄文時代後期の注口土器
縄文時代晩期の注口土器
縄文時代の注口土器の終焉
弥生時代以後の注口土器
注口土器の観察と特殊な注口土器
注口土器の出土状態
注口土器の用途
注口土器の地域的様相と類型編年
注口土器の文化的、歴史的考察