甦る江戸の熱狂。
嘉永四年、日本が激動の渦中に歩を進めつつあった時代の神田祭を描き出す。
資料翻刻本文「嘉永四亥年九月神田明神祭礼御用留」
読解帖(現代の神田祭について;天下祭の真の意味;国芳が描いた天下祭;附祭の音楽;天下祭と三熊野神社大祭;山車人形と人形師;祭礼に熱狂する人々―家持・若者・鳶の者;祭礼番附の見方;江戸の職人と天下祭)
資料編(「神田明神御祭礼附祭番附」(嘉永四年)
上野学園大学蔵「神田明神附祭芸人名前帳」(嘉永四年)
『藤岡屋日記』嘉永四年九月(抜粋)
日本橋・神田地域の名主支配町と祭礼町(嘉永三年))