弥生墳墓から古墳出現への葬送祭祀の変革を詳細に検討・体系化。
新しい視点から古墳の成立を描き出す。
全国各地域の遺跡をもとに、祭祀の具体相とその系譜を土器配置から明らかにした。
古屋紀之 [フルヤノリユキ] 1974年、東京都生まれ、2006年、明治大学大学院博士後期課程修了、博士(史学)。現在、多摩美術大学非常勤講師、東京都北区飛鳥山博物館博物館調査員
序章 墳墓の祭祀的研究の意義
第1章 墳墓における土器配置研究の意義
第2章 土器配置研究の方法と墳墓編年
第3章 弥生墳墓の土器配置と葬送祭祀儀礼
第4章 移行期の儀器・祭器
第5章 前期古墳の土器配置
第6章 囲繞配列
第7章 考察―墳墓における土器配置の系譜と意義