中世~近世における板碑の研究。
「南無妙法蓮華経」の七字題目を刻する題目板碑造立の事情とその性格を追求。
紙本の題目曼荼羅との比較研究などによって石造塔婆の造立に関する考察を展開する。
題目板碑の地域的展開、石造塔婆と題目曼荼羅など、板碑造立の過程を追及。著者40年にわたる研究の成果
阪田正一 [サカタマサカズ] 1947年東京都に生まれる。立正大学大学院文学研究科(史学専攻)修士課程修了。千葉県立関宿城博物館長を経て、立正大学文学部特任教授
1 法華経と題目板碑(題目板碑にみる法華経)
2 題目板碑の地域的展開(中世千田庄の題目板碑;題目板碑の造立過程)
3 石造塔婆と題目曼荼羅(正覚寺の石造塔婆と題目曼荼羅)
付載1 板曼荼羅と角柱塔婆(日蓮宗中山門流の板曼荼羅と題目板碑;日蓮宗の木製角柱塔婆)
付載2 相輪〓(とう)と金石文(身延山の相輪〓(とう)
形木曼荼羅と金石文)