中国雲南省を中心とする山地に主に居住する民族である「ラフ族」の間で語り継がれている神話や民話を、ビルマ在住のラフであり、キリスト教の牧師でもある著者がまとめた説話集を全訳し、解説を加える。「ラフ」の生活、歴史、世界観を紹介。
片岡樹 [カタオカタツキ] 1967年生まれ。筑波大学第三学群国際関係学類卒業。筑波大学大学院地域研究研究科、九州大学大学院比較社会文化研究科修了。現職、京都大学文学部准教授。修士(地域研究・筑波大学、比較社会文化・九州大学)、博士(比較社会文化・九州大学)
ラフ族の昔話(『昔話集』)
コラム(天地創造について;ラフとひょうたん;松とラフ文化 ほか)
解説(ラフとはどんな人たちか;ラフの移住史;「ラフの国」「ラフの王」の興亡 ほか)
村の暮らし(言葉を学ぶ;山地の生業;村の社会関係 ほか)