本書は、2001~2007年に韓国京畿道全谷里遺跡・全羅南道長洞里遺跡・忠清北道萬水里遺跡ほかで実施したレス‐古土壌連続にもとづく古環境変動・旧石器編年に関する国際共同研究の成果を収録したものである。
日・韓・中の考古学・地質学・地形学・年代測定学に携わる研究者による、国際共同研究の成果を収録する。
1 研究の目的と経過
2 東アジアの古環境変遷(韓国全谷里遺跡における年代研究の新進展―日韓共同研究2001‐2004の成果と課題;韓国全谷里遺跡の地質学・年代測定における新展開―韓国全谷里旧石器遺跡国際セミナー2006 ほか)
3 東アジアの旧石器編年(全谷里旧石器文化研究の成果と展望;江蘇金壇和尚〓(とん)旧石器遺跡の地層・遺跡と年代 ほか)
4 パネル・ディスカッション東アジアにおける古環境変動と旧石器編年(東アジアにおける中期更新世以降の気候変動;東アジアの前期・中期旧石器文化研究の現状と課題)
5 総括(東アジアにおける古環境変動と旧石器編年―2004~2007年度調査研究の成果と今後の課題)