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捏造された慶長遣欧使節記

捏造された慶長遣欧使節記

書名 : 捏造された慶長遣欧使節記
編著者 : 大泉 光一
価格 : 3,300 円
初版年月日 : 2008/06/24
ISBNコード : 9784639020424
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

261p / 21cm / A5判
並製・カバー

内容紹介

「慶長遣欧使節」は、本当に栄光の使節だったのか?
!捏造された歴史、あるいは、美化された史実が、人々に「常識」として、とらえられてしまう事がある。
本書は、国宝肖像画の贋作疑惑を検証しつつ、虚構化され、偽造された「支倉常長」論考を糾す。

著者紹介

大泉光一 [オオイズミコウイチ] 1943年長野県諏訪市生まれ。博士(国際関係)。青森中央学院大学大学院教授。メキシコ国立自治大学東洋研究所研究員等を経て、日本大学国際関係学部・大学院国際関係研究科助教授、教授を歴任、2007年4月から現職。『支倉常長 慶長遣欧使節の真相』(雄山閣)(第十九回和辻哲郎文化賞(一般部門)受賞)など慶長遣欧使節関連の著書、論文多数

目次

第1章 キリシタン時代の歴史学研究のあり方―慶長遣欧使節研究の必要条件
第2章 NHK総合テレビ「その時歴史が動いた」の番組捏造疑惑―古いスペイン語文書の捏造訳による歴史解釈の問題に迫る
第3章 慶長遣欧使節関連史料について―「アンジェリス書簡」は使節の真相究明に不可欠
第4章 捏造された遣欧使節史―恣意的に史実を捏造し、論争相手に酷評を浴びせる
第5章 ローマ・カヴァッツァ伯所蔵の「日本人武士像」は『支倉常長』ではなく『小寺池外記』―制作者は「クロード・ドウルエ」ではなく「アルキータ・リッチ」
第6章 使節一行のジェノヴァからマドリードまでの復路―ソテロ書簡および「死者・埋葬台帳」から困窮状態が判明
第7章 田中英道氏の著書(A)および(B)に散見される主な誤記―歴史研究には客観的な史料が不可欠
第8章 なぜ「栄光の使節」でなければならないのか―使節評価のあるべき姿とは
第9章 田中氏の支倉常長関連著書の「書評」―評者による専門的な内容の吟味が不可欠
第10章 絵画史料をもとにした歴史評価の問題点―国宝「支倉常長半身像」の科学的調査が不可欠

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