古墳の背後にある文化活動の共有を重視し、古墳時代を中心とした東国諸地域の動態を論ずる。
科野、総の馬具・埴輪などを中心とする古墳文化および律令体制下の東国経営の実態を検討。
松尾昌彦 [マツオマサヒコ] 1956年茨城県龍ヶ崎市に生まれる。1979年筑波大学第一学群人文学類卒業。1986年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。2001年博士(文学)。松戸市立博物館学芸員をへて、現在、聖徳大学人文学部准教授
序章 古墳時代地域史論への視角
第1章 古墳時代における「東国」の範囲―前期を中心として
第2章 科野における古墳文化の動態
第3章 総における古墳文化の動態
第4章 東国における導入期の馬具
第5章 馬具から見た東国地域史
第6章 古代における東国地域史