黄土‐古土壌編年・海洋酸素同位体比・火山灰層序・古地磁気年代等、最新の高精度分析法を駆使し、韓国、中国での国際共同研究成果をもとに、日本旧石器考古学に新たな地平を切り拓く。
松藤和人 [マツフジカズト] 1947年長崎県生まれ。1978年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程中退。現在、同志社大学文学部教授、大学院文学研究科博士後期課程任用教員、西北大学客員教授、中国科学院古脊椎動物古人類研究所客員研究員。博士(文化史学)
1 日本列島の人類史はどこまでさかのぼる
2 韓国全谷里遺跡の日韓共同研究
3 韓国長洞里遺跡の調査
4 韓国最古の遺跡―万水里遺跡の調査
5 舞台は長江下流域へ
6 東アジアの前期旧石器文化
7 東アジアの後期旧石器文化の展開
8 終章―東アジア人類史の再構築を目指して