金州・南山の戦闘、旅順要塞総攻撃、奉天会戦など日露戦争の激戦に従軍した陸軍歩兵中尉・猪熊敬一郎が記録した迫真のドキュメント、ここに復刊。
猪熊敬一郎 [イノクマケイイチロウ] 明治16年(1883)群馬県に生まれる。37年(1904)日露戦争に歩兵少尉(翌年7月に中尉)として従軍。44年(1904)8月没 前澤哲也 [マエザワテツヤ] 昭和34年(1959)群馬県太田市に生まれる。同58年(1983)中央大学文学部史学科卒業。専攻は日本近代史。著書『日露戦争と群馬県民』(2004年・煥乎堂、群馬県文学賞評論部門他受賞)
帝都より戦地へ
上陸後の十日
南山の攻撃
金州守備
幕舎生活
旅順外防御線の攻撃
旅順第一回総攻撃
鉢巻山の地獄生活
海鼠山攻撃
海鼠山守備〔ほか〕