中国歴代王朝は何故千年も洛陽に都を置いたのか。
その謎を、都市を取り巻くマクロ的視点から、歴史・考古学だけでなく地理学・環境学を合わせた総合環境研究に求めた画期的研究の書。
塩沢裕仁 [シオザワヒロヒト] 1960年、山梨県甲府市生まれ。法政大学大学院博士後期課程単位満了退学。法政大学講師を経て、2004年9月より中国国立洛陽外国語学院特聘教授として洛陽に赴任。東洋文庫研究員を兼任し、人間環境学を基調とした中国の歴史地理、考古研究を専門とする。2007年9月、河南省人民政府黄河友誼奨(河南省第1級文化勲章)を受章
洛陽八関とその内包空間―漢魏洛陽盆地の空間的理解に触れて
洛陽盆地の自然環境―特に水文環境を中心として
洛陽の遺跡
県城、古街道、そして関塞に関する調査
洛陽盆地における古代都城・聚落形成と水文研究
洛陽における主な調査機構と博物館