熊祭りのこれまでのデータを統合し、地域的差異と時代的変異を分析、その動態をダイナミックに叙述する。
煎本孝 [イリモトタカシ] 1947年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。カナダ、サイモン・フレーザー大学大学院にて人類学・社会学を修める。Ph.D.(哲学博士)。国立民族学博物館を経て、北海道大学大学院文学研究科教授。1970年以来、日本各地、カナダ、チベット、インド、パキスタン、中国、モンゴル、ロシアなどにおいて、調査・研究に従事。文化人類学・生態人類学・自然誌専攻
第1章 アイヌのクマ狩猟
第2章 アイヌの熊祭りの儀式次第
第3章 熊祭りの地域的差異
第4章 熊祭りの時代的変異
第5章 熊祭りの意味
第6章 熊祭りの起源と動態
第7章 熊祭りの復興
第8章 結論と展望