体系的研究と個別的研究を往還しながら、古墳時代のなかのより多くの要素を、 通時的・通地域的な視座で、整合的に解釈することが求められる。体系的な古墳時代像とは何かを考える。
体系的研究と個別的研究を往還しながら、古墳時代のなかのより多くの要素を、 通時的・通地域的な視座で、整合的に解釈することが求められる。体系的な古墳時代像とは何かを考える。
〔総論〕体系的な古墳時代像を求めて(広瀬和雄)
〔古墳時代をどうみるか〕古代史からみた古墳時代―稲荷山鉄剣銘を読みなおす―(熊谷公男)
朝鮮三国時代と古墳時代の接点(高田貫太)
中国考古学からみた古墳時代(上野祥史)
民族学からみる古墳時代(新谷尚紀)
〔古墳時代をいかなる概念でとらえるか〕威信財経済の論理―威信財と公権力の関係性についての理論的素描―(河野一隆)
古墳時代像と国家概念(佐々木憲一)
古墳時代の「境界」と「民族」(藤沢 敦)
進化考古学からみた前方後円墳(松木武彦)
〔地域からみた古墳時代像はどう描けるか〕畿内(下垣仁志)
九州(橋本達也)
山陰(東方仁史)
東国(広瀬和雄)
〔最近の発掘から〕四国初,縄文時代の石製丸玉―徳島県阿南市深瀬遺跡(島田豊彰)
「石の国分寺」の調査―国指定史跡甲斐国分寺跡(大木丈夫)