明治の博物館学黎明期を牽引した研究者の博物館・博物館学とは?
散逸していた文献を年代順に集成。
現代に通じる博物館学の基本的な思想を読み解く。
青木豊 [アオキユタカ] 1951年和歌山県生まれ。國學院大學文学部史学科考古学専攻卒。現在、國學院大學文学部教授。博士(歴史学)
明治八年―栗本鋤雲「博物舘論」
明治二十一年―岡倉天心「博物舘に就て」
明治二十二・三十三年―坪井正五郎「パリー通信」
明治二十三年―坪井正五郎「ロンドン通信」
明治二十六年―神谷邦淑「博物舘」
明治二十六年―鳥居龍蔵「帝國博物舘風俗古物歴史物品陳列方法に就て。」
明治二十六年―田原榮「博物舘の陳列法」
明治二十七年―吉澤庄作「帝國博物館ノ參考室」
明治二十九年―箕作佳吉「普通學校ニ於ケル博物學標品室」
明治三十二年―箕作佳吉「博物舘ニ就キテ」〔ほか〕