鉄の利用は文明を飛躍的に押し進め、冶金技術が進歩する度に歴史に大きな影響を与えてきた。古代から第二次世界大戦までの日本を中心に、鉄と人の関わりという大きなテーマを軸に据えて縦横に語った珠玉の一冊。
窪田藏郎[クボタクラオ]
1926年生まれ。2012年没。明治大学専門部法科卒業。日本鉄鋼連盟に37年間勤務。富山大学、金沢大学、岩手大学(鉄鋼技術史)、東北学院大学(考古学特殊講義)の非常勤講師、金属博物館参与を歴任
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第1章 天空から飛来した鉄は
第2章 日本の古代製鉄
第3章 東北・北陸では文化も人間も受容
第4章 鉄の生産と利用
第5章 鉄砲伝来の経緯
第6章 山内の鑪と設備および藩政
第7章 本格的な大砲戦始まる
第8章 明治の鉄に対する認識