ムシの化石から歴史がわかる!
新たに新章11章を加え、最新の研究成果を加味して改訂した待望の増補改訂版。旧石器時代~近世まで、全国の遺跡から発掘されたムシの同定例を紹介し、出土したムシからそれぞれの時代の古環境を復元し、社会や人々の暮らしの様子にせまる。
森勇一 [モリユウイチ]
1948年愛知県生まれ。三重大学大学院生物資源学研究科博士課程修了。博士(環境史学・昆虫生態学)。愛知県立津島・明和・津島東高等学校教諭、愛知県埋蔵文化財センター課長補佐、国際日本文化研究センター共同研究員・同客員准教授などを経て、現在金城学院大学薬学部講師
1.寒さにふるえた北の狩人
2.躍動する縄文人
3.悪臭漂う弥生ムラ
4.火山灰に埋もれた田んぼ
5.古代地方都市の賑わい
6.中世農民のフロンティア魂
7.信長の米倉
8.大名屋敷の台所
9.アンコール文明と長江文明
10.ミエゾウがいたころの昆虫化石
11.水辺と湿地の環境学