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日本刀が語る歴史と文化

日本刀が語る歴史と文化

書名 : 日本刀が語る歴史と文化
編著者 : 宮﨑 政久
価格 : 3,300 円
初版年月日 : 2018/03/10
ISBNコード : 9784639025382
在庫状況 : 品切
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体裁

21cm / A5判並製・カバー/268頁

内容紹介

独特の反りを持つ日本刀は何を語るか―
平安時代中期から江戸時代に至るまで、時代とともに変化する戦闘様式や刀法、美意識などの兵のすがたを通して、日本刀に纏わる各時代の社会的背景や文化風俗を描き出す。
※本書籍には新版がございます。
日本刀が語る歴史と文化 増補版


著者紹介

宮﨑 政久(みやざき まさひさ)
1950 年大阪生まれ。1974 年大阪市立大学卒業。
刀剣の歴史・文化に関する論考を永年にわたり刀剣愛好家団体機関誌に掲載。
古武術柳生月神流三段(2002 年まで師範代理を務める)。

目次

序 章
第1章 日本刀の源流―その遺伝子―
 1 中国における直刀の出現とその用法
 2 古代日本の軍制と直刀
 3 日本の古代刀
 4 蕨手刀
 5 蕨手刀出現の背景
 6 蕨手刀の用法及び騎乗との関係
第2章 日本刀の「反り」が意味するもの
 1 直刀の意味
 2 弯刀化の条件
 3 反りの系譜
第3章 騎兵の弯刀・太刀の時代
 1 日本刀空白の時代(平安前期から平安後期)
 2 太刀の黄金時代(平安後期から鎌倉後期)
 3 時代背景
 4 当時代の刀剣と戦闘様式
 5 儀仗、野劔、毛抜形太刀
 6 鎌倉時代の武家の立場と戦闘様式
 7 後鳥羽上皇と太刀
 8 刀剣王国備前
 9 太刀の刃文、日本的美意識の発露
第4章 元寇の影響
 1 元寇の概要
 2 元寇での武器
 3 戦いの実相
 4 元軍撤退の真相
第5章 元寇と刀剣
 1 刀剣(界)への影響
 2 刀剣茎への「官途名」・「年紀」・「神号等」鑽刻の事情
 3 刀身彫刻
第6章 南北朝期の大太刀
 1 南北朝期の時代背景
 2 南北朝期の戦闘と武器の特徴
 3 南北朝期大太刀の実際
第7章 室町期の刀剣と戦い
 1 刀剣の室町時代
 2 軍記からみた室町時代の戦闘様式と刀剣
 3 室町期刀剣の時代分布
 4 室町期刀剣の実態
第8章 江戸期の刀剣文化
1 武家身分の可視化と刀剣
2 江戸期刀剣の機能と区分
3 武家服装と刀剣拵え
4 刀剣・礼服令制の変化と受容
第9章 江戸殿中刃傷
1 殿中(営中)刃傷の概要
2 刃傷に使用された刀
3 刃傷の様相
第10章 市人・農民・無頼と刀剣
 1 帯刀に関する禁令
 2 江戸後期の世相と剣術熱
 3 無宿、渡世人、博徒と刀剣
 4 御用商人の帯刀御免
 5 褒賞、役割による帯刀免許
 6 勝手な帯刀による御仕置
引用文献
参考文献
図版出典
あとがき
索引

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