日本の文学の歴史は「俗語、すなわち民衆が日常使っている母語に少しでも近づけて表現しようとする歴史」だとする著者が、その眼を近代詩に向け、その発展過程を辿りながら詩の本質までも探ろうとする力作。
1 俗語と詩―『新体詩抄』から島崎藤村まで
2 中西梅花と「九十九の嫗」
3 詩の効用性 芸術性―北村透谷の場合
4 『若菜集』にみる近代抒情詩の成立―島崎藤村その1
5 歌のわかれ―島崎藤村その2
6 口語自由詩の誕生
7 川路柳虹・近代詩と現代詩のかけ橋
8 石川啄木と「食ふべき詩」
9 高村光太郎にみる文語詩から口語詩への移行―『道程』を中心に
10 口語自由詩の完成者萩原朔太郎
11 日本の詩100年と民衆詩派
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