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季刊考古学168 特集 高時間分解能古気候学の進展と考古学

季刊考古学168 特集 高時間分解能古気候学の進展と考古学

書名 : 季刊考古学168 特集 高時間分解能古気候学の進展と考古学
編著者 : 中塚 武
価格 : 2,640 円
初版年月日 : 2024/07/25
ISBNコード : 9784639029908
シリーズ名 : 季刊考古学 本誌
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

26cm/B5判並製/122頁

内容紹介

季刊考古学168
特集 高時間分解能古気候学の進展と考古学

新しい古気候学からみた気候変動の時間スケールと社会応答(中塚 武)

古気候学と年代決定の進展
樹木年輪を中心とした過去2000 年の気候復元(佐野雅規)
年代決定の進展―酸素同位体比年輪年代法と放射性炭素年代法―(箱﨑真隆)

長周期の気候変動と考古学
4.3kaイベントと縄文社会の変化(小林謙一)
水田稲作の伝来と拡散―弥生早・前期を中心に―(藤尾慎一郎)
乾燥温暖/湿潤寒冷傾向と文化変化・社会統合(若林邦彦)
10世紀の気候変動がもたらしたもの―東国の集落と水田の景観変化から―(笹生 衛)

中周期の気候変動と考古学
弥生時代後半期の寒冷化と集落動態―米子平野周辺にみる遺跡の増減と立地傾向―(濵田竜彦)
古墳時代中後期の吉備の人口変動(今津勝紀)
古墳時代後期の気候変動と水田耕作(井上智博)
古代末期の気候変動と新たな祭祀・交通の展開(笹生 衛)

短周期の気候変動と考古学
弥生水田における年代決定の意義(井上智博)
古墳時代の気候と渡来人の来着時期(中久保辰夫)
『日本書紀』と遺跡を結びつける気候変動(中塚 武)

古気候学と考古学の可能性
あらゆる出土木製品の年代決定が開く可能性(中塚 武)
年層内分析による年代決定の高精度化(佐野雅規)
日本古代の飢疫と気象(今津勝紀)

最近の発掘から
甘樫丘の飛鳥時代後半期の様相を解明―奈良県明日香村甘樫丘遺跡群―(長谷川 透)

リレー連載・考古学の旬 第26回
「橿原式文様」の意義(岡田憲一)

リレー連載・私の考古学史 第17回
「郷土史」ではない地域史を求めて(渡辺貞幸)

書評/論文展望/報告書・会誌新刊一覧/考古学界ニュース

著者紹介

中塚 武(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
1963年奈良県生まれ。京都大学理学部地質学鉱物学教室卒業,名古屋大学大学院理学研究科大気水圏科学専攻博士後期課程単位取得退学。
博士(理学)名古屋大学。
主な著書に,『酸素同位体比年輪年代法』(同成社,2021),『気候適応の日本史』(吉川弘文館,2022)などがある。

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