本書は不朽の名著『プリニウスの博物誌』の格好の入門書である。
天文、地理、人間、動植物、宗教・魔術、発明、金銀・宝石、絵画・彫刻・建築など17の主題のもと、読者を魅力あふれる古代ローマの世界に導くとともに、西欧文明への影響をも考察している。
※本書籍には新版がございます。
プリニウスの博物誌〈縮刷第二版〉別巻1 古代へのいざない
訳者:中野里美(なかの さとみ)
1930 年新潟県に生まれる。金沢高等師範学校地歴科中退。金沢大学法文学部卒業。東京大学経済学部留学(聴講生)。高等学校・専門学校の教職を歴任。プリニウスの『博物誌』の翻訳や解説などに取り組む。
〈訳書〉「プリニウスの博物誌」(1986年・雄山閣 共訳)「古代へのいざない」(1990年・雄山閣)
〈著書〉「プリニウスのローマ」(2013年・雄山閣)「プリニウスの系譜」(2017年・雄山閣)