『洗冤集録』は南宋の1247年に著された、世界最初の検屍書である。
著者の宋慈(1186~1249)は広東管区の司法長官。
当時、検屍の誤りのために無実の罪で死刑になる者が後を絶たなかったことを憂い、本書を執筆した。
「洗冤」とは冤罪をすすぐ、という意味である。
死亡原因を調査する
検屍の実際―事件ファイル(1)腐乱死体の謎
女性と子供の死体を検屍する―事件ファイル(2)女性と子供の怪事件
骨の検屍―事件ファイル(3)白骨殺人事件
首吊り死体
溺死体
傷害致死―事件ファイル(4)傷害致死怪事件
自殺―事件ファイル(5)自殺死体の謎
斬殺―事件ファイル(6)刺殺と斬殺
焼死と火傷による死―事件ファイル(7)焼死体は語る〔ほか〕