「病気」に関して、医学史的、文化史的な角度から日本人の病気と社会に与えた影響と歴史的意義を考える。
中島陽一郎 [ナカジマヨウイチロウ] 大正9年東京都に生れる。昭和18年慶応義塾大学卒業。東亜研究所調査員・衆議院参事。国立国会図書館主査などを歴任。平成12年8月逝去
第1章 日本人の病気観(「けがれ」と宿命論;「うらない」と鑑定 ほか)
第2章 史料にあらわれた日本人の病気(日本の流行病;風邪(流行性感冒) ほか)
第3章 歴史的人物と病患の実態(藤原鎌足;山上憶良 ほか)
第4章 社会世相と病気(社会変動と疫病の流行;「やまい」 ほか)
第5章 日本の医療(闘病の知恵;日本の医師 ほか)