「第7巻」―重要な手紙4通や同時に口述したカエサルの精神力、ポンペイウスやカトーの業績、不幸な晩年を送ったアウグストゥスの運命など、数々のエピソードをまじえながら人間そのものを探求した巻。
出産、天才、偉人、運命、寿命、死について、また文字や武器、時計の発達、ひげそりの風習などの克明な記述から当時の生活が浮び上がってくる。
「第8~11巻」―陸棲動物、水棲動物、鳥類、昆虫、人間の体の構造と器官について詳細に記している、特に人間と関係の深いゾウ、ライオン、イルカ、イヌ、ミツバチなどの記述は微細で、当時の動物の扱い方、考え方がわかる。
またガチョウの肝などのぜいたくな食物、カタツムリやウナギの養殖、染料をとるムラサキ貝、真珠とそれにまつわる話などは今日でも興味深い。
※本書籍には新版がございます。
プリニウスの博物誌〈縮刷第二版〉2
第7巻 人間
第8巻 陸棲動物の性質
第9巻 水棲動物の性質
第10巻 鳥の性質
第11巻 昆虫の種類