日本神話のルーツは長江にあった!
長江文明の調査・研究や年縞研究の成果をふまえ、稲作漁撈文明(植物文明)と畑作牧畜文明(動物文明)の対比から示す、現代につながる文明論。
日本神話が21世紀の未来を担う。
安田喜憲(やすだ よしのり)
1946 年三重県生まれ
東北大学大学院理学研究科修了、理学博士
広島大学助手、国際日本文化研究センター教授、東北大学大学院環境科学研究科教授などを歴任
現在、ふじのくに地球環境史ミュージアム館長、立命館大学環太平洋文明研究センター長
スウェーデン王立科学アカデミー会員、紫綬褒章受章
著書に『一神教の闇』ちくま新書、『日本よ森の環境国家たれ』中公叢書、『龍の文明・太陽の文明』PHP新書、『稲作漁撈文明』雄山閣、『山は市場原理主義と闘っている』東洋経済新報社ほか多数
第Ⅰ章 蛇がもたらした女民俗学の誕生
第Ⅱ章 ゆがめられた日本神話の研究
第Ⅲ章 日本神話のルーツは長江文明だった
第Ⅳ章 東アジアの肥沃な大三角形地帯
第Ⅴ章 動物文明の神話と植物文明の神話
第Ⅵ章 日本神話は二一世紀の未来を担う神話
河北新報 新刊レビュー~東北の本棚より~
2015/09/03
『日本神話と長江文明』安田喜憲 著/森と水循環思想の道