最良の拓本・刻本・臨本で、一字ずつ比較しながら習える。書の新しい学び方を可能にした画期的な手本集。
第三巻は「蘭亭叙」。虞世南摹墨蹟本・張金界奴本(秋碧堂帖)・馮承素摹墨蹟本・神龍半印本(単帖)・定武韓珠船本・貫名菘翁臨本・楊守敬臨本を収載。
飯島太千雄(いいじま たちお)
1942(昭和17)年、書家・飯島春歌、敬芳の三男として東京に生まれる。学習院大学仏文学科4年中退。書藝文化新社において、古筆複製・学術書の編集製作を撮影を兼務して行う。 傍ら、書道史研究論文を『墨美』『書品』などに発表。 1980年に退社、以後は著作・制作に専心する。編集工房「書玄」主宰。 主な著書に『弘法大師書蹟大成』(共著)、『王羲之大字典』、『王羲之書蹟大系』(共著)、『顔真卿天字典』(以上、東京美術)、『空海大字林』、『般若心経秀華』(以上、講談社)、『中国碑法帖精華』(共著・東京書籍)、『良寛墨跡大観』(共著・中央公論美術出版)、『書体大百科字典』(雄山閣出版)、『名歌古筆集成』(書藝文化新社)、『女の書』(NHK出版)、『空海入唐―虚しく往きて実ちて帰らん』(日本経済新聞社)など。論文多数。
[字帖]蘭亭叙集/比較してこそ知る書法の王道/[書法解説]「蘭亭叙」で新法から古法へ
書法解説と学び方 蘭亭叙を学ぶ/蘭亭叙の臨書と注意点/蘭亭叙の学び方を考える