~生死の問いを31節に学ぶ~
どこに続いているかわからない道
痛みと哀しみを手に独り寂しく歩く
そこにいるのは私独りだけ
もしそれでも「神も仏もいる」と感じるのならば
私は独りではない
読んでくださるあなたの一助になるのならば、
書き著す意味もあろうかと考えました。
大童 法慧(だいどう ほうえ)
1969 年山口県徳山市(現・周南市)生まれ。20歳の頃より福井県仏国寺の原田湛玄老師のもとへ通い、参禅を続ける。駒澤大学仏教学部禅学科卒業後27歳で出家得度。大本山永平寺にて安居修行。大本山總持寺にて役寮を経験。現在は福島県郡山市徳成寺副住職。満月の夜の座禅会、15の夜の法話会などを実施するほか、講演、企業研修など精力的に活動中。悲しみを佛の智慧に学ぶ会主宰。保護司。
著作『運を活きる』『坐禅に学ぶ』(ともに、さくら舎)、『「そのままの私」からはじめる坐禅~抱えている問いを禅の智慧に学ぶ~』(メタモル出版/改訂版:雄山閣)などがある。
修証義原文
イントロダクション
第一章 総序
第一節 問いを抱く/第二節 いのちを看る/第三節 無常/第四節 他ならぬ己の業/第五節 三つの時節/第六節 惜しからざらめや
第二章 懺悔滅罪
第七節 慈しみの門/第八節 自他共に/第九節 発願/第十節 護られている/第十一節 拠り所
第三章 受戒入位
第十二節 信決定/第十三節 帰依三宝/第十四節 信受/第十五節 禅戒/第十六節 仏弟子/第十七節 風光
第四章 発願利生
第十八節 菩提心を営む/第十九節 「今・ここ」のそのままの私から/第二十節 菩提の行願/第二十一節 四枚の般若 布施/第二十二節 四枚の般若 愛語/第二十三節 四枚の般若 利行/第二十四節 四枚の般若 同事/第二十五節 十六枚の般若
第五章 行持報恩
第二十六節 証を修する/第二十七節 師を持つ/第二十八節 恩を知る/第二十九節 日々の生命/第三十節 一日の身命/第三十一節 即心是仏
エピローグ