劇評が記録した戦後の近松物 第一章『曽根崎心中』復活上演の前後(清水一朗)
極私・偏愛的「近松物」体験(神山 彰)
続・現代に生きる近松(二〇〇六~二〇一七)
― 文楽または文楽人形とのコラボレーション、あるいは人形的なるものを中心にして(上) ―(深澤昌夫)
近松作浄瑠璃に仕組まれた音韻表現― 動詞の活用と音便―(坂本清恵)
近松門左衛門の出生地について(三好修一郎)
●研究
竹本義太夫正本『祝言記』考―「海をも渡る女の一念」をめぐって―(正木ゆみ)
●演劇季評 平成29年下半期
平成二十九年下半期の歌舞伎など雑感― インド古典から漫画原作、シネマも―(鵜飼伴子)
「平成歌舞伎」・円熟と曙光と(犬丸 治)
平成の上方歌舞伎を牽引した藤十郎と仁左衛門の至芸(田中綾乃)
●資料紹介
〈翻刻〉市川箱登羅日記(五十四)―大正四年六月一日~七月三十一日―(菊池 明)
●追悼
追悼 権藤芳一先生(中川 桂)
編集後記