全国の近代建築を利用した博物館を、418館網羅
◎所在地・旧施設名称・竣工年・指定・開館年・建築特徴・設計者・学芸員配置・休館日・入館料などの基本情報と建物の歴史と特徴、館の概要と展示を詳説。
◎明治期から昭和戦前期に建てられた近代建築の多様な様相をとらえる。
◎現存する歴史的建造物を利用する博物館の意義、課題について論じる論考編も掲載。
青木 豊(あおき ゆたか)
1951年 和歌山県橋本市生まれ
國學院大學文学部史学科考古学専攻卒業 博士(歴史学)
現在 國學院大學大学院客員教授、鎌倉歴史文化交流館館長、家具の博物館理事長
《主要著書・論文》
『博物館技術学』『博物館映像展示論』『博物館展示の研究』『集客力を高める 博物館展示論』『中近世和鏡の研究』(以上単著)、『史跡整備と博物館』『明治期 博物館学基本文献集成』『人文系博物館資料論』『人文系博物館資料保存論』『人文系博物館展示論』『神社博物館事典』『棚橋源太郎博物館学基本文献集成 上・下』(以上編著)、『博物館学人物史 ㊤・㊦』『大正・昭和前期 博物館学基本文献集成 上・下』『博物館学史研究事典』『博物館と観光―社会資源としての博物館論―』『中国博物館学 序論』(以上共編著)、『博物館ハンドブック』『新版博物館学講座1 博物館学概論』『新版博物館学講座5 博物館資料論』『新版博物館学講座9 博物館展示論』『新版博物館学講座12 博物館経営論』『日本基層文化論叢』『博物館危機の時代』、以上雄山閣、『和鏡の文化史』(単著、刀水書房)、『柄鏡大鑑』(共編著、ジャパン通信社)、『博物館学Ⅰ』(共著、学文社)、『新編博物館概論』(共著、同成社)、『地域を活かす遺跡と博物館―遺跡博物館のいま―』(共編、同成社)、『観光資源としての博物館』(共編、芙蓉書房出版)ほか論文多数
中島 金太郎(なかじま きんたろう)
1988年 東京都生まれ
國學院大學大学院博士課程前期修了 博士(歴史学)
現在 長崎国際大学人間社会学部講師
《主要著書・論文》
『地域博物館史の研究』(単著、雄山閣)、「遺跡博物館での学習に関する諸問題」『國學院雜誌』第115巻第8号(國學院大學)、「静岡県における博物館の発生」『國學院大學紀要』第53巻(國學院大學)、「博物館実習に関する課題と展望」『人間の発達と博物館学の課題』(同成社)、「戦前期の児童博物館思想」『國學院雜誌』第116巻第12号(國學院大學)、「博物館における歴史研究の必要性―各県博物館史の編纂に向けて―」『國學院雜誌』第118巻第11号(國學院大學)、「棚橋源太郎の生涯と博物館学」『棚橋源太郎 博物館学基本文献集成』下巻(雄山閣)、「大正・昭和前期における博物館論の展開と傾向」『全博協研究紀要』第19号(共著、全国大学博物館学講座協議会)、「伊豆半島における観光型博物館の歴史と現状」『博物館と観光―社会資源としての博物館論―』(雄山閣)、「上海大学との連携事業による博物館学芸員課程の質的向上についての研究」『全博協研究紀要』第20・21合併号(共著、全国大学博物館学講座協議会)、「陝西省・甘粛省・ウイグル自治区の観光における博物館活用の研究」『長崎国際大学論叢』第19巻(共著、長崎国際大学)、「観光型博物館に関する一考察―語句の整理を中心として―」『京都学研究と文化史の視座』(芙蓉書房出版)ほか
第1部:全国近代建築利用博物館
北海道/東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州
第2部:近代建築利用博物館の今を考える
歴史的建築物利用博物館に関する一考察(青木 豊)
近代建築利用博物館の展示に関する一考察(中島金太郎)
擬洋風建築論の変遷に関する一考察(山内智子)
指定管理者制度運用の実態―門司港レトロ地区を事例として―(田中章博)